令和元年8月4日(日)蓮茶をつくります。生の蓮の花にお茶を詰めて作ります。
蓮のほのかな香りがお茶に移り香りのよいお茶が楽しめます。
中国の元代芸術家文房の自娯派煎茶趣味であった俔瓉(げいさん)(俔雲村)(1301〜1374)が蓮茶を作りました。
日の出の頃、蓮池に行き半開きの蓮の花の中に茶を入れ、
それを糸でしばり翌朝とりだしてかわかすことを3回くりかえし花の香りをつけます。
そうして蓮茶をつくりもてなしました。これが朝鮮半島を通り日本に伝わりました。
またこの蓮の花をこよなく愛した北宋の周茂叔は愛蓮説という詩をかき
“蓮は泥の中で生まれながらもその泥に染まることなく
中は空でまっすぐ伸び、香りは遠くなるほど清らかで
立っている姿は高貴であるだから蓮は花中君子である”
と述べています。その蓮茶をつくり皆様にお家でお楽しみいただきたいと思います。